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ガルバリウム鋼板について

2022年1月14日

いつも吉岡ブログを拝見して頂き、誠にありがとうございます。

昨年12月に入社致しました千坂と申します。

 

今回の記事より、私も吉岡ブログの更新に携わることとなりました。

弊社の伊丹と協力し、引き続きお役に立てるような情報を提供していきたいと存じます。

 

さて、今回の内容としましては、入社後の社内講習にて学んだことの1部をご紹介させて頂きたいと思います。

 

テーマは

「ガルバリウム鋼板」

 

弊社製品ウッドピースシリーズにも使用しておりますが、この名称を入社するまで耳にする機会はございませんでした。

 

ざっくりと簡単にではございますがご紹介させて頂きます。

 

-そもそもガルバリウム鋼板とは-

ガルバリウム鋼板は米国で開発され、日本で製造・販売が始まったのは1982年。

40年近く国内にも流通されております。

 

その特徴としては高い耐食性・耐候性を有し、耐熱性・熱反射性も有することから建築業界のみならず、オーブントースターや炊飯器等にも使用されているとのこと。

 

ガルバリウム鋼板は、鋼板()にアルミニウム、亜鉛、シリコンをめっき加工した製品であり、従来の鋼板の36倍もの耐久性を実現しております。

図 ガルバリウム鋼板の組成

 

次に、「アルミニウム」と「亜鉛」の働きについてご説明致します。

 

 

-亜鉛の働き-

亜鉛めっきの表面には、亜鉛の酸化皮膜が形成され、これが空気や水を通しにくい安定した保護皮膜となります。

傷が生じ、鉄素地が露出した場合には、イオン化傾向(反応のしやすさ)が亜鉛の方が大きく鉄よりも先に酸化することで

保護皮膜を形成するため、鉄素地は錆びることなく保護されます。

 

-アルミニウムの働き-

アルミニウムは非常に酸化しやすいという特徴を有しております。

そのため、アルミニウム表面には緻密な構造をした保護力の高い酸化皮膜が自然に形成され、腐食を防ぎます。

また、傷が生じた際にも酸素があればすぐに酸化皮膜を再形成するため、高い耐食性を持ち、錆が内部に進行しにくくなります。

さらに、先述した亜鉛の働きにより、溶出した後のスペースにもこの酸化皮膜が形成され、空いたスペースを補填していきます。

 

以上のような「アルミニウム」と「亜鉛」の相互作用によって、従来製品よりも非常に高い耐久性・耐食性を有し、屋根材に適した優れた製品であるといえます。

 

 

ウッドピースシリーズではこのガルバリウム鋼板に特種な塗膜構成を施した2製品を取り扱っております。

 

特徴紹介にて本製品を紹介しておりますので、興味のある方はぜひ御覧ください。

 

 

簡単ではございますが、以上となります。

 

このようなブログ記事を書くことは初めてでしたので、読みづらいところも多々あったことかと思いますが、最後までお読み頂き誠にありがとうございます。

 

これからも、講習等を通じて学んだことや、皆様のご参考になるような情報を提供して行けるよう心がけて参ります。

 

今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

営業部 千坂