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屋根への想い

顧問 初谷博

 吉岡は、屋根材メーカーとして、「屋根でできる 地球温暖化対策」をご提案しています。

顧問 初谷博

クールルーフ 高反射率塗装屋根材「ウッドピース」の開発

 クールルーフとは、地球温暖化防止・ヒートアイランド現象緩和・省エネ対策のなかで有力とされている方策の一つです。
  既存の屋根の屋根面に日射反射率の高い塗料(高反射率塗料)を塗布したり、あるいは高反射性屋根材や屋上緑化などを施すことで、とくに夏期に”屋根の表面温度と内部温度の上昇を和らげる”ことです。
 環境にやさしい屋根材「ウッドピースグランデ」は「素材」「加工」「塗料」に大きな特長があります。

特長1.素材

 ウッドピースグランデの素材には、アルミと亜鉛で鉄を守ることにより生まれた耐久性に優れた素材「ガルバリウム鋼板」を使用しています。

特長2.加工

 現場塗装は一般的に、

現場で塗るため、厚みにばらつきがあり個人差もある
通常の温度で乾かすために、低温硬化型シンナーが入っている
常温だと固まり方が低く、10年20年と持たない

などの問題がでる場合がありますが、ウッドピースグランデは、塗装工場において200℃で焼付け加工していますので、品質が均一で15年経っても色が変わりません。(そのため、吉岡の屋根材の色保証は15年です。)また同時に耐久性にも優れ、安いコストで加工できます。

特長3.塗料

 ウッドピースグランデは、環境にやさしい「高反射率塗料」で加工しています。

高反射率塗装とは?

太陽光の中の近赤外線領域を効率的に反射し、昼間の遮熱効果をもたらすとともに、建築物の蓄熱を抑制して夜間の大気への放熱を緩和する塗料のことです。

効果・特徴

  • 太陽熱を遮断し素材の裏面温度を10℃〜20℃も低下させ、室内に居る人の負担を軽減。
  • 冷房効果を大幅アップ。
  • 冷房費の節約(二酸化炭素)の削減にも貢献。

 クールGL(黒色)には、熱を吸収しやすいカーボンから作る塗料は使わず、特殊無機顔料を使用し黒に近づけた結果、この顔料が日射に含まれる赤外線を反射するのに効果があることがわかりました。

従来塗料と高反射率塗料の比較図

高反射率塗料の実証実験

 吉岡の兄弟会社である、タニタハウジングウエア社屋(東京都板橋)の屋根を、従来の塗料と高反射の塗料で比較できるように改修し、分析・調査を行った結果、次の効果が実証されました。

熱を吸収しないから蓄熱しない、放熱しない。
取り込む熱量が違うからエアコンの稼動が違う。
耐久性に優れている。
屋根
サーモグラフィー
温度
部位 屋根 塗料 最高温度[℃] 温度差[℃] データロガ[℃] 温度差[℃]
Cとの差 Bとの差 Cとの差
金属屋根 一般塗料 43.56 +7.58 +2.3    
やまなみ 一般塗料 41.23 +5.25 - 48.3 +4.8
やまなみ 高反射 35.98 - - 43.5 -
彩色石綿板 - 50.73 +14.75 +9.5    

(外気温24.1℃、平成20年10月28日測定)

ヒートアイランド対策に効果のある高反射率塗装

 今の住宅は、屋根瓦1枚でできているわけでなく、その裏に断熱材が入っていますので、住んでいてあまり影響は感じないかもしれませんが、建物が熱を吸収していますから、真夏は夜間も気温が下がらず放熱するヒートアイランド現象になります。
 ヒートアイランド現象が起きている東京・名古屋・大阪・横浜・福岡などのエリアにおいて、高反射率塗料を使用した建物や、屋上緑化をした建物に補助金の支給を行う制度もできました。(吉岡の屋根材は、補助金対象の性能を有している公的機関の証明があります。)
 熱の吸収と放熱は、住宅だけでなくコンクリートの建物や道路においても起こっていますので、東京都では、大きなビルや路面・駐車場にも、高反射率塗料を使用しています。

ヒートアイランド対策に関連する補助制度について

【国の補助】

環境省では、ヒートアイランド対策導入促進のため、経費の一部を補助する事業を実施しています。ヒートアイランド現象が顕著な対象街区(※1)の民間事業者が有する建物において、複数の対策技術(※2)を組み合わせ一体的に実施する事業の費用の1/2(上限額あり)を補助するものです。高反射率塗料は、4,500円/m2の補助が受けられます。
詳しくは、環境省へお問い合わせください。

※1:対象街区は、次の10街区

(1) 大手町・丸の内・有楽町周辺街区〔東京都千代田区〕、(2) 小名木川貨物駅跡地街区〔東京都江東区〕、(3) 大崎駅周辺街区〔東京都品川区〕、(4) 押上・業平橋駅周辺街区〔東京都墨田区〕、(5) 池袋駅周辺街区〔東京都豊島区〕、(6) 横浜市みなとみらい21地区〔横浜市〕、(7) 大阪駅周辺・中之島・御堂筋周辺街区〔大阪市〕、(8) 名古屋駅周辺街区〔名古屋市〕、(9) 博多駅周辺街区及び渡辺通周辺街区〔福岡市〕、(10) 小倉駅周辺街区〔北九州市〕

※2:ヒートアイランド対策技術
  • CO2削減効果を有する施設緑化や保水性建材
  • 高反射率塗装
  • 地中熱ヒートポンプ
【東京都の補助】

平成21年度に補助を行っている地区は、次の8地区です。予算枠に限りがありますので、詳しくは各区役所へお問い合わせください。

(1) 港区、(2) 千代田区、(3) 品川区、(4) 新宿区、(5) 豊島区、(6) 荒川区、(7) 北区、(8) 墨田区

吉岡の特許「通気屋根」

通気屋根

 屋根の下に断熱材を入れ、空気層を通し、上に通気できる空気の流れを作る。これが吉岡の特許である「通気屋根」です。
 吉岡の工場内で9月に測定をした結果、屋根の表面温度は、一般の材料の場合60℃、白い高反射材では57℃でした。
 3℃の違いだけですが、熱を保温してしまう断熱材の裏(野地板下)の温度は、一般材は40℃、通気屋根は31℃。通気をして断熱をするとこの温度差が9℃になります。
 材料だけではなく、空気の流れなど構造においても、温度を下げる効果を出せるよう、日々研究をしています。

クールGL「木目」、新商品エコテクノGL「木肌」

通気屋根

 0.35〜0.4mmと非常に薄い鉄も、エンボスをつけると厚くしたのと同じように強度が出て、凹凸をつけることで見た目もハイグレードな印象になることから、木目加工を施しました。また木目は、雨の流れを分散させる、サビの進行を止める効果もあります。
 新商品「木肌」は、ブナの木肌をイメージしたものです。
 ブナは保水力があり、ブナ林から出る水は、川を流れ田畑に栄養を与え、海の生物を育む効果があり、最近注目されています。また、ブナの木肌は木々の葉が受けた雨を幹に誘導し根本に流す役割があります。
 ブナの木肌を屋根に斜めに使うと、日光の入り方により影の違い(陰影)が出ます。一枚でも複数のピースを繋ぎ合わせたような美しさがあり、特に朝日や夕陽の斜光の陰影は際立ち、屋根に独特の表情を醸し出します。

吉岡からのご提案

家の残存価値をあげるために、お手入れを

 アメリカでは、屋根と壁の手入れを自分たちでしているので、30年後でも家の価値は80%残ります。また、アメリカや北欧の雪が降る地域では、屋根に金属を使うことで、100年持つ家も珍しくないと言われています。
 それに比べ、日本では手入れをされない家が多く、瓦は100年持つが、土台が100年持たず、30年後の価値は2割だけです。
 ヨーロッパは、通気孔を持つ「エアサイクルの家」でドライの環境を保てることも長持ちする理由のひとつでもありますが、日本の住宅は高気密高断熱であるがために、屋根下の通気が悪く、シックハウスやダニの問題につながる場合があります。

環境を配慮して、太陽光発電の設置を

 政府の太陽光発電の計画は2020年まで30倍に増やすこととなっています。
 新築の戸建への設置だけだと8割の新築にソーラーパネルを乗せる計算になり、現実的にはとても無理です。従って、今ある住宅にソーラーパネルを乗せることになりますが、リフォームの場合、平板瓦や彩色石綿板との組み合わせでは屋根材自体が重いため、家に負担をかけてしまいます。だから軽量な金属屋根をお勧めしています。
 設置方法は今ある屋根の上にソーラーパネルをそのまま乗せる形と、屋根下地にパネルだけを最初に乗せ、余った部分を金属屋根で埋める方法があります。軽量化を考えると、後者の方が良いと考えています。
 新築の場合は、平板瓦に寸法が似たソーラーパネルを使うケースがあります。瓦とパネルが一体になるので、外観的にも優れています。
 現在吉岡ではこの屋根材一体型を、ウッドピースにも採用すべく開発中で、まもなくモニターが完成します。商品化されると、軽量&低コスト化が実現し新築は勿論、重ね葺きをするリフォームにも採用することができます。

屋根に関心をもってください

 家は、価値がない住宅だと取り壊すのにお金がかかりますが、古くても手入れがされていると、資産価値を高まり、次の世代に資産として残すことができます。
 家を大切にすることは廃棄物を少なくすること、資源を大切にすることともいえます。 吉岡では、ネットを使って各エリアでウッドピースに興味を持って、自分の家をリフォームしたい、或いは新築の場合でもこの商品がほしいとなったら、私どもでは全国に発送しています。 金属の高反射率塗料材の屋根は、環境によく耐久性に優れ、耐震の効果も大きいものですから、屋根に関心を持ってください。

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